こんにちは! ジロウです。
ここでは、我々ブロガーが「Google Analytics(アナリティクス)」をどのように活用するべきか、その基本的な使い方をご紹介します。
ただし・・・
データの検証は大切なことですが、トレンドブログを始めて間もない方は、ある程度ブログ運営に慣れるまで(少なくとも最初の3ヶ月間程度)は「Googleアナリティクス」のことを気にしなくて良いと思います。
初心者にとって最優先するべきなのは記事更新です。知識が曖昧なうちからデータにばかり気を取られていてはかえって悩むことになり、作業の手が止まってしまうという本末転倒の事態にもなりかねませんので注意して下さい。
当面のアクセス数をチェックするだけであれば、プラグイン「Jetpack」だけで充分です。
最初に知っておくべき用語の解説
「Googleアナリティクス」に表示されるレポート画面には、多くの専門用語が使われています。
これらを理解しないままチェックしても妙なことになってしまいますから、これからご紹介する最低限の用語については意味を知っておきましょう。
■セッション(数)
「ユーザー がブログに訪れ離脱するまでの一連の行動(数)」です。
分かりやすく言えば「訪問数」なのですが、次のような定義でカウントされます。主に、30分ルールが適用されています。
・Aさんが訪問から離脱までにブログ内の何記事を読んでも30分以内なら「1セッション」
・Aさんがブログ内を回遊中に30分が経過した場合は「2セッション」
・Aさんが離脱してから30分以上経過した後に戻って来た場合は「2セッション」
・Aさんが離脱してから30分以内に戻って来た場合は「1セッション」
・Aさんがページを開いたまま30分以上放置してから離脱「1セッション」
・Aさん、Bさん、Cさんが1回ずつブログを訪問「3セッション」
■ユーザー
あなたのブログを訪れた「人」の数です。
「セッション」とは違って、Aさんが離脱後に30分以上経過してから戻って来ても、ユーザー数は「1」のままです。
あくまでも「人」単位でカウントされるということです。
■ページビュー数
いわゆる「PV数」、つまり、ユーザーがブログを訪れて読んだページの数です。次のような基準でカウントされます。
・Aさんがブログ内の3記事を読んだ場合「3PV」
・ブログ内の記事をAさんが2記事、Bさんが3記事、Cさんが5記事読んだ場合「10PV」
■ページ/セッション
ページビュー数をセッション数で割った数です。1人が1回のセッションで何ページの記事を読んでいるのかという平均数です。
■平均セッション時間
ブログを訪れたユーザーが、ブログに滞在した平均時間です。
■直帰率
ブログを訪れたユーザーが、1記事だけを読んで離脱してしまう割合です。
■新規セッション率
「New Visiter」すなわち、当該ブログに初めて訪れたユーザーの割合です。
例えば、新規セッション率が75%なら、100人中75人があなたのブログを訪れていることになります。
■Realtime(リアルタイム)
「Googleアナリティクス」のレポートの内、今この瞬間にブログを訪れいているユーザーの数、アクセス数を確認できる機能です。
■トラフィック
ブログを訪れたユーザーが、どこからやって来たのかを表示してくれます。例えば次のように区別されています。
・Organic Search
GoogleやYahooなどの検索エンジンからのアクセス
・Social
ソーシャルメディア(Facebook、Twitter、Hatena Bookmark、Naver、Hatena Diary、mixiなど)からのアクセス
・参照元
あなたのブログを訪れる元、きっかけとなったWEBサイト
・Referral
Gunosy、feedly、ブログ村、人気ブログランキングなど、「Social」以外の参照元サイト
・Direct
URLの直接入力やブックマーク、あるいはメルマガ経由など、参照元のサイトがないアクセス
「Googleアナリティクス」にできること
「Googleアナリティクス」は、アクセス解析(自分のブログに訪れるユーザーの傾向や情報の分析)に必要なデータをほぼ網羅しています。
チェックできる項目を挙げてみると次のようになります。
- ユーザーのタイプ(性別、年齢、地域、興味や関心など)
- ユーザーがどこから訪ねて来るのか(検索エンジン、広告、外部リンクなど)
- ユーザーが最初に見るページはどこか
- ユーザーがよく見るページはどこか
- ユーザーが離脱したページはどこか
- ユーザーがCV(コンバージョン)しているか
これらを分析するために、「Googleアナリティクス」には下記のようなレポートが用意されています。
※( )内は、サイドメニューの操作順序です。
- ユーザー サマリー(ユーザー ⇒ 概要)
- 目標サマリー(コンバージョン ⇒ 目標 ⇒ 概要)
- ユーザー モバイル サマリー(ユーザー ⇒ モバイル ⇒ 概要)
- オーガニック検索トラフィック(集客 ⇒ キャンペーン ⇒ オーガニック検索キーワード)
- ランディング ページ(行動 ⇒ サイトコンテンツ ⇒ ランディング ページ)
- すべてのページ(行動 ⇒ サイトコンテンツ ⇒ すべてのページ)
これらを活用するだけで、ブログ運営に必要なデータを最低限チェックすることができるでしょう。
今回は、この中から当面のブログ運営に有用な3つの機能について説明してみたいと思います。
「ユーザー」メニューのチェック
「ユーザー」メニューでは、あなたのブログを訪れたユーザーに関する様々なデータを直観的にチェックすることができます。
まずはサイドメニューから[ユーザー]⇒[概要]と進んでみて下さい。
- 直近1週間の日単位のアクセス数グラフ
- ユーザー数
- 新規ユーザー数
- セッション数
- ユーザーあたりのセッション数
- ページビュー数
- ページ/セッション
- 平均セッション時間
- 直帰率
といった幅広いデータを1ページで確認することができます。今後「Googleアナリティクス」を使う上で最もチェックすることになるのが、このページだと思います。
次に、サイドメニューから[ユーザー]⇒[モバイル]⇒[概要]と進んでみましょう。
ここでは、訪れるユーザーがどのデバイスを利用してアクセスしているのか、その比率をチェックすることができます。
上図の場合には昨今の趨勢どおり、スマホからアクセスするユーザーが圧倒的に多いことが見て取れますね。
ならば、今後より一層スマホユーザーの利便性を考えたページ作成を念頭に置くべきだ、といった判断ができるわけです。
「集客」メニューのチェック
「集客」メニューでは、ユーザーがどこからブログを訪れたのかと、その比率を知ることができます。
サイドメニューから[集客]⇒[すべてのトラフィック]⇒[チャネル]と進んでみましょう。
先述の「■トラフィック」でも少し触れましたが、おおよそ次のような記述によって区別されています。覚えておくと便利ですね。
Organic Search | GoogleやYahooなどの検索エンジンからのアクセス |
Direct | URLの直接入力やブックマーク、あるいはメルマガ経由などからのアクセス |
Social | ソーシャルメディア(Facebook、Twitter、Hatena Bookmark、Naver、Hatena Diary、mixiなど)からのアクセス |
Referral | Gunosy、feedly、ブログ村、人気ブログランキングなどを含む他サイトのリンクからのアクセス |
Paid Search | 検索結果ページのリスティング広告をクリックしてのアクセス |
Display | WEBサイトに掲載されたバナー広告などをクリックしてのアクセス |
Other | その他からのアクセス |
「行動」メニューのチェック
「行動」メニューでは、訪れたユーザーがブログ内でどのような行動をしたのかをチェックできます。
まず、サイドメニューから[行動]⇒[サイトコンテンツ]⇒[すべてのページ]と進んでみましょう。
ブログ内の記事の直近のアクセス順位と、PV数、セッション数、滞在時間、直帰率などがチェックできます。
ちなみに、デフォルトでは記事のURLが一覧になっているのですが、上部の[ページタイトル]をクリックすると記事タイトルに切り替わるなど、機能も色々ありますので試してみて下さい。
以上、初期のブログ運営のために知っていれば何かと役立つであろう最低限の機能をご紹介しました。
「Googleアナリティクス」には、もっと有効な機能が搭載されているので、ご自分のスキルアップとともに研究してみると良いでしょう。
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