こんにちは。ジロウです。
今回は、Googleアドセンスを利用している方にとって必須となる、税務情報の提出方法について解説します。
この作業は、YouTubeで動画を配信している人向けの情報だとしてスルーしているケースが見受けられますが、いやいや、ブロガーも同様ですのでご用心です。
何のために必要な手続きなのか?
サービスの大元であるアメリカの税務局に報告するための手続きです。
「日・米租税条約」に基づき、日本で税金を収めていることを証明して二重に納税してしまうことを防ぎます。
この手続をしないでいると、アドセンス収益から最大30%が引かれて振り込まれる可能性があるばかりか、そもそも報酬の振込がストップすることも考えられます。
なので、必ず手続きを済ませましょう。
事前に用意するものは、マイナンバーが分かるもの(マイナンバーカード、あるいは通知カード)で、手続きはオンライン上で完結します。
それでは、手続き作業の手順を解説します。
Googleアドセンスへの税務情報の提出手順
まずはGoogleアドセンスにログインしましょう。
何の手続きもしていなければ、おそらく下記のような表示が見つかると思います。
この画面の下にある、[税務情報の追加]ボタンをクリックします。
「米国の税務情報」と書かれた枠内の、「口座の種類は何ですか?」という質問に、ラジオボタンをチェックして回答します。
多くの場合は「個人」ですよね。
済んだら[次へ]をクリックしましょう。
「米国民であるか、米国に居住していますか?」の質問に答え、[次へ]をクリックします。
「W-8 納税申告用紙タイプを選択」とう欄が表れるので、「W-8BEN:」を選択します。
続いて、[W-8BEN フォームの記入を開始する]をクリックしましょう。
「W-8BEN 納税フォーム」という欄には、下記のように入力します。
① ご自分の本名をローマ字表記で入力します。
例)Tarou Yamada
② 「個人」の方は未入力でOKです。事業者の方は事業名を英語表記で入力します。
③ 「日本」を選択します。
「外国のTIN」と書かれた欄に、あなたのマイナンバー(12桁)を入力します。
入力したら[次へ]をクリックしましょう。
住所を、下記の要領で入力します。
① 「日本」を選択します。
② 郵便番号を、ハイフン無しで入力します。
③ お住まいの都道府県を選択します。
④ 市区郡を英語表記で入力します。
例)「Takasaki-Shi」、「Shinagawa-Ku」
⑤ 住所の残りの部分を英語表記で入力します。
例)「1-3 Shimizu-Cho(Shimizucho)」
「送付先住所は定住所と同じである」にチェックを入れ、[次へ]をクリックします。
「租税条約」の項目では、該当する国に住んでいるので納税を免除してくれるよう申請します。
「はい」のラジオボタンにチェックを入れ、[次へ]をクリックしましょう。
「米国との租税条約の適用のある国の居住者」にチェックを入れ、国名に「日本」を選択します。
「サービス(AdSense)」にチェックを入れ、それぞれ下記のように選択します。
- 「条項と段落」⇒「第7条第1項」
- 「源泉徴収率」⇒「0%(軽減税率)」
続いて、「条約の規定を満たしている理由」の項にチェックを入れましょう。
YouTubeからもアドセンス収益を得ている場合には、「映画とテレビ番組(YouTube、Google Play)」にチェックを入れ、それぞれ下記のように選択します。
- 「条項と段落」⇒「第12条第1項」
- 「源泉徴収率」⇒「0%(軽減税率)」
続いて、「条約の規定を満たしている理由」の項にチェックを入れ、[次へ]をクリックしましょう。
「W-8BEN」のレビューが表示されますので、間違いないかを確認の上、チェックを入れます。
そして[次へ]をクリックしましょう。
「納税証明」の規定が表示されるので・・・
問題がなければ、「戸籍上の姓名」欄に、今一度お名前をローマ字表記で入力しましょう。
そして、「はい、私は署名欄に記された人物本人であり…」のラジオボタンにチェックを入れ、[次へ]をクリックします。
「米国内で行っている活動とサービス、および宣誓供述書」では、米国内でGoogleの活動に携わったことがなければ、「いいえ」にチェックします。
「私は、Googleまたはその関係会社に…」という文言が表示されますので、これにチェックを入れます。
その下の「税務上の地位の変更に関する宣誓供述書」の項目では、「お支払いを受け取ったことがない新規または…」にチェックを入れればOKです。
続いて[送信]をクリックしましょう。
上記のようなメールが届きますので、これで手続きは完了です。
お疲れさまでした。
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