こんにちは♪ ジロウです。
今回は、ブログ記事にアクセスを呼び込むためにソーシャルブックマーク(SBM)を利用することの可否についてお話しします。
結論から言うと、僕は「利用するべきではない」という考えの持ち主です。
ご意見は様々あるでしょうが、とりあえず参考程度に読んでやって下さい。
ブログ記事への自作自演リンク!SBM側の見解は?
トレンドブログに限らず、広い意味でのアフィリエイト手法としてもソーシャルブックマークの活用は知られています。
「rel=”nofollow”」が付かない有効な被リンクが貼れるとされる主だったサービスとしては、次のようなサイトが挙げられます。
- はてなブックマーク(2001年2月22日~)
- 楽天ソーシャルニュース(1997年2月7日~)
- Yahoo!ブックマーク(2000年11月17日~)※ 終了の可能性も
- Buzzurl(2006年10月18日~)
- NAVERまとめ
これらのサービスを利用して自分のブログ記事等へ被リンクを貼る行為は、言ってみれば「自作自演」・・・。
それでも数年前までは確かにそれなりの効果が見られたし、複数のソーシャルブックマークに同時に登録できるツールなんかも販売されていました。
今でもソーシャルブックマークの利用を推奨する人が多いのも事実です。
では、ソーシャルブックマークサービス自体は、このような自作自演(セルフブックマーク)行為をどのように捉えているのでしょうか?
例えば、「はてなブックマーク」のサイトには次のように書かれています。
はてなブックマークは、オンラインにブックマークを保存・公開できる、ソーシャルブックマークです。はてなブックマークを利用すると、多くの人と記事の感想をシェアできます。自分の書いた記事をブックマークすることで、より多くの人に記事を読んでもらえることが期待できます。
※はてなでは、「自身が運営するウェブサイトを自身のアカウントでブックマークする行為」については特に問題としていませんが、「特定のサイトに対し、メインアカウントとサブアカウントで複数のブックマークをする行為」などは、スパム行為として禁止しています。
引用元:はてなブログ開発ブログ
ご自身が運営するウェブサイトを自身のアカウントでブックマークする行為については、特に問題としておらず、表示制限措置や利用停止などの対象とはしておりません。
ただし、ご自身が運営されているウェブサイトをブックマークする場合でも、運営ウェブサイトの内容や態様によりスパム目的であると判断できる場合や、機械的な高頻度のブックマークなど、通常の利用を逸脱していると判断できる場合には、表示制限措置や利用停止などの対象となる場合がございますので、ご注意ください。
引用元:はてなブックマークヘルプ
つまり、自分が運営するブログの記事を自分のアカウントでブックマークするのは構わない、ただし、通常の利用を逸脱している場合は違反となる可能性があると・・・。
では、どこからが『通常の利用を逸脱している』と判断される基準になるのでしょうか? 具体的な数字が知りたいところです。
実は、けっこう前のことですが、株式会社はてな創業者の近藤淳也氏が、
「セルフブックマークをしたら利用停止措置を取られた」
というコメントに対して、次のようにツイートしています。
1件は禁止じゃないです / “セルクマしたら怒られた話” http://t.co/YEn5uZLGb0
— 近藤淳也 (@jkondo) 2013年6月17日
自分のブログ記事を自分のアカウントでセルフブックマークする行為は、1件なら問題にならないよ♪ という意味でしょうか・・・。
いずれにしても曖昧な状況ですが、少なくとも歓迎される行為ではない印象です。
この辺り、ほかのSBMサービスも同じような認識なんじゃないかと想像します。
Google側から見たSBM利用の許容範囲とは?
では、仮にソーシャルブックマーク側が自作自演リンクを問題視していないとしても、検索エンジンを牛耳るGoogle側はどのように判断するのでしょうか?
これについては、「Search Consoleヘルプ」の「リンクプログラム」の項目に何となく触れられています。
PageRankを転送したり、検索結果のランキングを操作する目的のものならばガイドラインに抵触する可能性があるとする中、次の2点が今回の件に関係しそうです。
- 自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成すること
- ガイドライン違反となる可能性のある不自然なリンクの例 : 質の低いディレクトリやブックマークサイトのリンク
う~む、これまた曖昧ですね。
上記のソーシャルブックマークサービスが、「自動化されたプログラムやサービス」や「質の低いディレクトリやブックマークサイト」に該当するのかどうか・・・?
SBMからの被リンクの必要性と陥りがちな事象について
利用するソーシャルブックマークを「自動化されたプログラムやサービス」や「質の低いディレクトリやブックマークサイト」と判断するか否かはGoogle次第ですよね。
「いや、はてなブックマークは大丈夫!」
「楽天ソーシャルニュースは問題ない!」
と判断して利用し続けるのは、もちろん個人の自由です。
でも、こんな曖昧な状況である上に、時間をかけてまで登録するほどの効果はあるのでしょうか?
利用している何割ほどの人が、どれくらいの効果を実感できているのでしょうか?
「ただ使った方が良いと言われたから・・・」と、何となく利用している人も多いんじゃないでしょうか?
先程の「はてなブックマーク」の見解や、Googleのガイドラインから鑑みて、僕は次のように感じます。
情報発信用のブログや専門的なサイトのように、週に1記事程度のペースで投稿する場合なら、ソーシャルブックマークを利用するのも解らなくはない。
でも、1日に3記事、4記事と投稿する初期のトレンドブログでは、それらをいちいちソーシャルブックマークに登録していては、先述の「はてなブックマーク」の言う「通常の利用を逸脱している」行為と判断されても不思議はないし、Googleだって不自然と判断するのではないか。
そもそも、ソーシャルブックマークなど利用しなくても、投稿した記事内容が良いものなら自然にアクセスは集まるし、シェアだってされるはずです。
また、皆さんも見たことがあると思いますが、ブログ記事そのものよりソーシャルブックマークの方が上位表示されている、なんてケースも散見されます。
これって、必ずしもブログへのリンクを踏んでくれるとは限らないですし、ユーザーによっては「何だよこれ!」って閉じてしまう可能性だってあります。
そんなこんなで、僕はわざわざSBMに登録するほどの意味はないと考えます。
だいたい、そこに使う時間があるなら記事をもう1つ書く方がよっぽど有意義だと思うんです。
というわけで、ソーシャルブックマークの利用を真っ向から否定するわけではありませんが、小手先のテクニックに走るより、ネタ選定、キーワード選定、的確なタイトル付け、そして記事内容の充実を図ることの方が優先すべき大切なことではないでしょうか。
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