トレンドブログを運営していると、徐々に多くのコメントが寄せられるようになります。
これは、アクセス数が伸びてきた証でもあるので喜ぶべき現象でもあります。
ところが、中には思わずドキッとさせられる内容のものも多いんですね・・・。
新しい情報提供だったり、自分の意見に賛成してくれるコメントばかりなら嬉しいんですが、残念ながらそうはいきません。
こちらの勘違いやミスリードへの厳しい指摘、誹謗中傷めいた心ない言葉・・・。
さらには、記事の削除依頼や脅迫まがいのコメントまで来ることがあります。
トレンドブログに限らず、WEBサイトを運営していれば避けては通れない現実です。
では、これらに対してどのように対処すれば良いのか・・・?
僕の経験をまじえてお話ししようと思います。
アイドルのお母さんから削除依頼を受けた話
かなり前の話ですが、いわゆる地下アイドルの女の子が所属事務所を解雇されたという事案について記事を書いたことがあるんです。
未成年の女の子であったものの、ネット上では大いに話題になっていたため、僕は個人を特定できるくらいの表現を使っていました。
アイドルグループの名称や、所属事務所の名称などなど・・・。
話題の焦点はこの女の子の解雇理由にあったのですが、僕はネットユーザーの推測や憶測、僕自身の意見などを織り交ぜて記事にしていました。
アクセス数はまずまずで、ちょっと嬉しかったのを覚えています。
ところが・・・!!
数日後にブログの「お問い合わせ」からメールが届いたんです。
件の女の子のお母さんを名乗る方からの「記事削除依頼」であります。
それによれば、この解雇騒動には報道されている以上にデリケートな問題が潜んでいるとのことで、刑事事件に発展する可能性も示唆されていました。
何よりも、お母さんはまだ未成年で将来のある娘さんのことを心配されていたんですね。
僕は後悔しました・・・。
稼ぎたいばかりに、女の子とその親御さんや周囲の方々の心情にまで配慮が行き届かなかったんです。
僕はすぐに記事を削除し、その旨とお詫びの言葉をそえてメールに返信しました。
記事を削除はしたが検索エンジンにはインデックスされたままであること、
でもそれをクリックしても記事にアクセスはできないこと、などを説明しました。
するとご丁寧なことに、
「確認しました。早々のお取り計らいに感謝します」
といったお返事を頂戴したんです。
このときばかりはホッと胸をなでおろすと同時に、とことん反省したものでした。
「投稿一覧」に進み、該当する記事を「ゴミ箱に移動」でゴミ箱へ移動させ、[ゴミ箱]のリストから「完全に削除する」をクリックします。
ただし、先方からインデックスを完全に消去するよう求められたら対応せざるを得ませんね。
その場合にはこちらが参考になると思います。
コメントの内容別に対処方法を考えてみる
コメントのタイプ別に対応方法を考えてみましょう。
ここでは、僕の個人的な所感にもとづいた意見を述べさせていただきます。
くれぐれも、これだけが正解ではないということをご承知おきくださいませ。
1)新たな情報提供や感想、共感といったポジティブな内容のコメントには、素直にお礼の返信をしましょう。
2)誹謗中傷めいたコメントは「無視」してください。
言い返したりすると面倒なことになるケースもあるので・・・。
3)また、丁寧な読者の中には、あなたの書いた記事内容について、
「この表現はどうかと思う・・・」
「これは偏見だ、そっこく訂正すべき」
といった意見をくれる人がいます。
これらは必ずしも悪意のあるコメントではないので、冷静に自己分析してみましょう。
コメントの主の言うことが正しいと判断されればアドバイスに従い、お礼や反省の弁を返信すれば納得されると思います。
4)そして僕が体験したような「削除依頼」については、できる限り早く該当する記事を削除しましょう。
そして必ず削除が完了した旨を返信します。
当然ですが、(必要であれば)お詫びの言葉をそえること。
5)そしてちょっとヒヤヒヤするのが、脅迫めいたコメントへの対応です。
あなたが書いた記事内容について、
「個人を特定する行為でプライバシーの侵害だ。訴える」
みたいなコメントを寄せる輩もいます。
こんなコメントが来たら驚くかもしれませんが、結論を言えば「無視」でOKです。
でも同時に、これに対しても冷静に自己分析してみましょう。
たいていは自分以外にも多くの人が、同じような内容の記事をアップしているはずです。
大手メディアのニュースサイトでも似たような報じ方をしているかもしれません。
だとすれば、このコメントの主は、何を目的にあなたのブログにだけこんなコメントを寄こしたのでしょうか?
これ、ほぼほぼ嫌がらせなんですね・・・。
とくに、あなたの記事が検索エンジンに上位表示されていると被る現象です。
個人的な所感では、ライバルサイトを運営している人物のやっかみの可能性を捨てきれませんね。
なので、自分にやましいところはないと判断できれば放置すればイイし、気になるようなら記事を削除しましょう。
ただし、コメントの主に返信などする必要はまったくありません。
もし相手が弁護士等の資格を行使している場合は、記事のコメント欄ではなく、ブログの「お問い合わせ」ページからアクセスしてくるはずですから。
ブログ記事を書く者の責任について
さて・・・
総じて言えることは、
“最初から怪しいネタを記事にしない”
ということですね。
とくに、ネット上の「某掲示板」や「某まとめサイト」に書かれているような、不特定多数の人たちの憶測を真に受けないことです。
一般人はもちろん、著名人であっても、噂だけで実名を公表したり、画像を掲載するのは避けるべきです。
また、事件ネタを扱う場合にも注意が必要です。
確かな情報でなければ、断定的な書き方は避けるべきだし、噂や憶測だけの記事は書かない方が無難です。
そして、事件を起こした犯人であっても、その後の人生があるわけで、いつまでもネット上に黒歴史が残っていると更生することにも支障をきたします。
ですから、事件ネタを記事にしたのなら、一定のアクセスを集めた後に削除するのが望ましいと考えます。
というわけで、くれぐれも健全なブログ運営を心がけたいものですね。
コメントへの対処方法については、あくまでも個人的な見解を述べたものです。
個々にその都度、冷静に分析して適切な対応ができるように心がけてください。
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