ブログ運営におけるアドセンス広告の理想的な配置とは?

アドセンス広告の理想的な配置

 

こんにちは! ジロウです。

 

ここでは、ブログ運営に理想的とされるアドセンス広告の配置について解説して参ります。

クリック率が高く成果を上げやすいとされる表示位置を考察してみましょう。

 

ユーザーのタイプ別に見た広告配置の考え方

ブログを訪れるユーザーのクエリ(質問、知りたい欲求)の “質” から、その心理的な動向を考えてみると、大きく2つのパターンに分かれると考えられます。

  • 真剣に情報を求めて訪ねて来るユーザー
  • 暇つぶし的なネットサーフィンの中で何となく訪ねて来るユーザー

 

前者の場合は、ざっとでも記事全体に目を通してくれる可能性が高いです。

しかも、記事の内容がクエリに充分な解答を与えるものであれば、一旦欲求が満たされたユーザーは記事下あるいは記事中の広告に目を留める確率が高いと思われます。

 

後者の場合は、そもそも本気で気になって検索しているわけではないので、ページを開いた早々であっても気になるものが表示されていれば、記事上の広告を衝動的にクリックしてくれる可能性が高いでしょう。

 

専門的な情報やより正確な情報を求めて訪れるユーザーが多い特化型ブログでは、前者の比率が高いということは何となくお分かりになると思います。実際に僕のブログでは、記事上広告のクリック率は低い傾向にあります。

 

では、トレンドブログでは?って言うと、芸能系や些細なことをネタにすることが多いトレンドブログでは、どちらかと言うと訪れるユーザーは後者の比率が高い傾向にあります。実際に僕のブログでは記事上広告のクリック率が最も高くなっています。

 

※ 上記で最もクリック数が多いのは「関連コンテンツ」広告です(後述)。

 

これらクリック率の違いは極めて差が大きいというほどではありませんが、一般的なトレンドブログの広告クリック率に関しては、

記事上 > 記事中 > 記事下

という傾向にあると考えて良さそうです。

 

ただし、トレンドブログカテゴリーでもお話ししていますが、当サイトで推奨する手法ではブログ全体のアクセス数が伸びるに連れて、内容の濃い充実した「安定ネタ」の記事を徐々に増やして行きます。

これらの記事には先程の前者、すなわち真剣に情報を求めているユーザーのアクセスが多く、記事の最後まで目を通してくれる可能性が高まります。

 

すると、末尾に表示される「関連コンテンツ」広告がクリックされる確率がとても高くなります。上記のグラフの首位に立つのが「関連コンテンツ」広告であるのも、その傾向を示しています。

「関連コンテンツ」広告を利用するにはGoogleの許可が必要ですが、将来的に権限が与えられたなら迷わず導入するべきでしょう。

 

スマホユーザーを優先した広告配置

スマホが普及した現在では、ブログを訪れる7割から8割のユーザーがスマホからアクセスして来ます。

なので、我々にもスマホ表示を最優先に考えて広告を配置することが求められます。

 

アドセンス広告の貼り方にはルールがあり、スマホに表示される広告の配置には特に注意が必要です。下記に禁止されている配置についてまとめてありますので参考にしてみて下さい。

 

中でも、意図せずとも陥りがちな以下のような配置にならないよう注意しましょう。

  • ファーストビューでコンテンツテキストを下方に押しやるような配置
  • コンテンツを見つけにくくする配置
  • 画像やリンクと別の広告に近接した配置

 

推奨される理想的な広告配置とは?

以上のことやこれまでの経験を踏まえると、アドセンス広告の配置の基本型は下図のようになります。

 

 

そして、この基本型を元に、僕のこれまでの検証から収益力が高まると実感している配置が下図のようなものです。

 

 

では、上から順に説明して行きましょう。

 

① タイトル下

記事タイトルとアイキャッチ画像の間に、長方形横長のディスプレイ広告、またはリンク広告を配置します。

長方形横長のディスプレイ広告は、レスポンシブ広告をカスタマイズしたものを使います。

 

カスタマイズの方法は以前にも述べましたが、下記のように広告ユニットコードの「auto」の記載を「horizontal」に変更するだけです。

 

【カスタマイズ前】

<script async src=”//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js”></script>
<!– 記事上レスポンシブ –>
<ins class=”adsbygoogle”
style=”display:block”
data-ad-client=”ca-pub-1234567890″
data-ad-slot=”1234567890″
data-ad-format=”auto“></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script>

【カスタマイズ後】

<script async src=”//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js”></script>
<!– 記事上レスポンシブ –>
<ins class=”adsbygoogle”
style=”display:block”
data-ad-client=”ca-pub-1234567890″
data-ad-slot=”1234567890″
data-ad-format=”horizontal“></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script>

 

なお、ここに広告を配置する場合には、「序文」やアイキャッチ画像で充分にスペースを確保して、スマホ表示の際に同一画面上に2つ以上の広告が見切れることのないように配慮する必要があります。

 

 

② 最初の見出しの上(序文の後)

序文と最初の見出しの間に、レクタングル表示にカスタマイズしたレスポンシブ広告を貼り、その直下にリンク広告を貼ります。リンク広告はディスプレイ広告と組み合わせて表示することができます。

 

レスポンシブ広告のカスタマイズ方法は、①の時のように、「auto」「rectangle」に変更するだけです。

 

リンク広告はクリック率の高い広告タイプである上に、こうすることでそれぞれを単体で貼るよりも収益をアップさせる効果に期待できます。

 

③ 記事中

2つ目以降の見出しの前にと同様の形で広告を配置します。

基本型は「見出しの前」ですが、広告数が過剰にならない範囲であれば本文中の切りの良い場所に配置しても良いでしょう。

 

ただし、いずれもと同様、スマホ表示の際に同一画面上に2つ以上の広告が見切れることのないようにスペースを確保すること、テキストのボリュームとのバランスに配慮することが大切です。

 

④ 記事下

記事が終わった直下に広告を配置します。SNSシェアボタン『[前の記事][次の記事]』といったリンクボタンよりも前に貼ります。

 

のようにレクタングルタイプのレスポンシブ広告とリンク広告のミックスを表示しても良いのですが、可能であれば「ダブルレクタングル」を採用したいところです。

「ダブルレクタングル」とは、文字通りレクタングル広告を2つ横並びに表示させるもので、当然ながら目立つのでユーザーの目にも留まりやすくなります。

 

ただし、ただ設置するだけではスマホで閲覧する場合に広告が縦に並んで表示されます。これではポリシー違反になってしまうので、ひと工夫が必要となります。

プラグイン「Advanced Ads」を使えば比較的簡単に設置できるので、採用する場合には下記を参考にしてみて下さい。

 

 

⑤ 関連コンテンツ広告

Googleアドセンスから権限を与えられることで表示できるようになる広告ユニットです。

ブログを運営していく中で、ある一定以上のアクセスが安定的に集まるようになるとメールで通知されます。

 

の直下、SNSシェアボタンや『[前の記事][次の記事]』といったリンクボタンよりも前に、「関連記事」といった見出しを表示させた上で設置できれば理想的です。

実際の記事のサムネイル画像などに溶け込んで表示されることから、先程のグラフでお見せしたように、かなり高いクリック率に期待できます。利用できるようになったら必ず配置したい広告タイプです。

 

以上、理想的と思えるアドセンス広告の配置例をご紹介しました。

これを参考に、記事本文のボリュームや構成などに合わせて臨機応変、適切な広告表示を目指しましょう。

 

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