働き方改革を推し進める日本政府が、いよいよ年度内にも“副業・兼業の事実上の解禁”に踏み切るようですね。
これから先、将来的には副業が当たり前の世の中になる可能性が増えてきました。
当然ながら、その選択肢にはインターネットビジネスも含まれてくることでしょう。
いや、もしかしたら、最注目のビジネススタイルになるかもしれないですね。
そんな中、僕らはどうしたらイイんでしょうか?
日本企業の多くが副業を禁じていた裏事情
さて、この一件について、僕が知る限りで真っ先に一報を伝えたのは次の記事でありました。
安倍ちゃん内閣が“働き方改革”とかなんとか言って、あれこれ話を進めようとしていることはご存知ですよね。
その一環としてか、欧米ではすでに浸透している副業解禁の動きに、乗ろうという気配がジワジワと現実のものになろうとしています。
一般企業で働いている方なら、副業が禁じられている現状をご存知だと思います。
だからネット上なんかに、
「会社にも家族にも知られずに副業する方法」
みたいな、ちょっと怪しい情報が見受けられるわけですね。
じゃ、どうして多くの企業が副業を禁じているのか・・・?
この背景には、かつて高度成長期に謳われた“終身雇用”という考え方があるようです。
昭和の時代に、高校であれ大学であれ、新卒から定年まで、生涯に渡って1社で働き抜くという制度です。
とくに大手企業に就職してしまえば生涯は安泰・・・。
植木等さんら、クレイジーキャッツの映画「サラリーマンどんと節 気楽な稼業と来たもんだ」にも象徴される環境だったんですね。
簡単に言えば、クビにはしないから、会社のために一生懸命に働け!ってことなのかな・・・?
そう言えば、僕が以前勤めていた会社の後輩が、会社のそれとは別に仕事をして収益を得たことがバレて、背任行為だとして会社を追われたことがあります。
かなり会社の利益にも貢献していたヤツなですけどね・・・。
ま、それも今は昔・・・。
聞いた話では、欧米では副業をしていない人が就職試験に落とされるというケースさえ見受けられると言うんですね。
この現状を受けてかどうかは知りませんが、これまでになく複業キャリアに注目が集まっているのは事実のようです。
今年2017年は、ソフトバンクやディー・エヌ・エー(DeNA)といった大手企業も副業解禁を発表しています。
ただ、さすがに、人材不足を問題視している中小企業では労働力の確保が最優先なので、それが散漫になるような副業解禁には疑問の声も多いようです。
それはさておき、政府が副業・兼業容認へ舵を切ることで、2018年以降は日本の複業キャリア時代が開幕しそうな様相なのは間違いないところです。
副業解禁の裏に潜む日本政府の思惑は・・・?
僕が推奨するブログをはじめ、ネットビジネスを実践する上でよく聞く“大切なこと”があります。
それが、「本質を理解すること」だと・・・。
つまり、ノウハウをなぞるだけでなく、自分の頭で「なぜ? どうして?」と突き詰めて考えることが肝心だよって言うんですね。
なので、今回の副業解禁について、僕も足りない頭であれこれ考えてみました。
「どうして今、副業を解禁する流れに持って行こうとするのか?」
おそらく多くの方が、
「副業を推進して、その分の所属納税を促進するため」
みたいな想像をするんだと思います。
でも、もう少し深読みすると、なんだかちょっと不安になってくるんですよ。
現代の日本では、大手企業だって傾くし、欧米のように年俸制を導入して、ボーナスや退職金、企業年金がなくなったり、なんやかんやで社員の年収が下がったりします。
これまで国が対策していた、最低賃金とか正規雇用の促進といった労働環境の問題だって、企業の現状からするとどこまで維持できるか疑問です。
おまけに少子高齢化で年金の確保もままならないし、僕ら世代以降の人たちにとっては、将来がすごく不安定になっていく様子です。
そんな中、言ってみれば、国としてどこまで国民経済の面倒を見られるかってのが危うくなってきているんじゃないかと・・・。
そこで手始めに、副業解禁を促すことで、
「これからは自力でしっかり稼いでください」
とでも訴えている・・・そんな状況なのかな・・・なんて思うわけです。
そんなふうに考えると、これまで副業になんて興味のなかった人たちも、危機感にあおられて何か始めようって気になりそうです。
すると、もっとも取り組みやすいものとして、どうしてもネットビジネスが候補に挙がると思うんですよね。
ネット副業者の大量発生で既存の実践者はどうなるの?
さて、そうなると脚光を浴びるであろうネットビジネスの分野・・・。
今回のニュースを聞いたからか、僕の周辺からこんな声が聞こえてきました。
「ネット業界にわんさか人が流れ込んできたら・・・?」
「俺たち、ヤバくなるんじゃね?」
これらに対して、ある人は言います。
“申し訳ないけど、これらの意見には思わず吹き出しそうになりました。
だって、今現在ネットビジネスを実践していて、ノウハウに関して言えば先を行っている僕らですよ?
これから(それも来年以降)参入してくるかもしれない人々に、何をビビる必要があるんでしょうか?
むしろ、我々は頼られる存在になるわけで、それってチャンスじゃないですかね?”
いや、そんなのん気なことを言っているわけにも行かないかもしれませんよ。
あらゆる業界から頭の回転の良い連中が流れ込んでくる可能性があるわけですからね。
中には何かしらネットビジネスに活かせる専門知識を持っている人も一定数いることでしょう。
こんなとき大切なのは、「ポジティブシンキング&ネガティブシミュレーション」です。
前向きな考え方は結構ですが、いつでも最悪の状況を想像できなくては危険です。
もっとも、心配ばかりする必要はありません。
彼らがどんなに頭が良くても、ネットビジネスにおいては我々が先駆者なわけです。
どんな肩書があろうと、彼らは後発者なんです。
ここだけは揺らぎません。
だったら、実践中の人たちは、今からでもガンガン頑張って、知識や実績を増やして、彼らにノウハウを伝授する側に立つくらいの勢いでやったらどうでしょうか。
ただ、僕としてもこれから先、それなりのチャンスが巡ってくるような気はしています。
能力の高い人たちが先駆者の僕らを「追い抜け追い越せ」とばかりに追随してくるでしょうから、長期的なチャンスとはいかないかもしれないけど・・・。
いずれにしても、今、結果が出なくてモヤモヤしている方々も含めて、これを機に奮起してみる価値はあるんじゃないでしょうか。
僕はそんなふうに思います。
コメントを残す