2022年現在では再現性が乏しいと考えられるため、あくまでも参考(思い出?)程度にとどめて頂けたら幸いです。
こんにちは! ジロウです。
この練習問題&解答集は、無料レポート「アクセス・ボンバー 03-【発展マニュアル】」の付録としてお付けした「【練習問題&解答集】“爆発事例”に学ぶキーワードとタイトルの解説」の加筆修正版です。
Route1コミュニティのメンバー限定で「練習問題&解答集EX」としてお配りしているものです。
キーワード抽出と、記事タイトルの考え方が理解しやすいように、解説部分に力を入れました。
無料レポート版よりもずっと分かりやすくなっていると思いますので、あらためて目を通して頂ければ理解が深まるはずです。
ぜひぜひ、活用して下さい♪
例題1
下記の元ネタを読んで、
① メインキーワード
② 連想ワード(狙うべきキーワード)
③ サブキーワード(補足のキーワード、捨てるには惜しいキーワード)
を抽出してみましょう♪
警察の関係者によれば、調べに対し追掛容疑者は、
「応援していたのに無視され続けて腹が立った」
などと供述している模様だ。
同様の書き込みは計120件にも及び、警察は同容疑者との関連について調べを進めている。
連想ワード(狙い):顔画像 フェイスブック(Facebook) プロフィール
サブキーワード :大学 掲示板(2ちゃんねる?) 書き込み内容
<キーワードの考え方>
追掛杉夫容疑者は、“NOWネタ” のセオリー、『ついさっきまで無名だったのに、急に話題になった人や物』に該当します。
従ってこの場合、『追掛杉夫』をメインキーワード(タイトルの主語)と位置づけ、タイトルの左端に配置することになります。
そして最も重要なのは、この元ネタを読んだ世間の人(ユーザー)が、疑問に思うことは何か? つまり、元ネタの中で明かされていない “謎” は何だろうか? ということを想像する、あるいは気づくことです。
そこから導かれるキーワードが “連想ワード” であり、NOWネタを記事にする際の “狙うべきキーワード” になるわけです。
この連想ワード、狙うべきキーワードを見つける、気づくためのコツは、『他者目線』(世間の人、ユーザーの目線、気持ち)になって元ネタを読むことです。
そして、他者目線になるためのコツは、ブロガーとしてネタを探す姿勢ではなく、一人の読者として素直に平坦な気持ちで元ネタを読むことです。
今回の例題の場合、読者の誰もが、
「追掛杉夫ってどんなヤツ?どんな顔?」
「掲示板に書き込んだ内容は?」
と気になるであろうことは、容易に想像できますよね?
そのような読者の方々がネット検索を利用する場合に、どんなワードを検索窓に入力するだろうか? とイメージすることによって抽出されるのが、連想ワードであり、最も狙うべきキーワードになるのです。
今回の例題の場合には、『顔画像 フェイスブック プロフィール』といったワードを、最も狙うべき候補としてイメージしたというわけです。
“サブキーワード”というのは、狙うべきキーワードを補足する言葉、または、最も狙うべきキーワードではないけれど、ある程度の需要はありそうだと思えるキーワードのことです。当然ながら、狙うべきキーワードよりも優先順位は下になります。
<記事タイトルの考え方>
キーワードをタイトルに使う際には、メインキーワード(主語)に続いて、最も狙うべきキーワードから順に、可能な限り左端に寄せて記述します。
これはSEO的な観点からではなく、検索ユーザーの目にとまる可能性を少しでも高めるためです。
また、“可能な限り” と言ったのは、記事タイトルを最低限、意味の通る一文にする必要があるからです。
そのためには、どうしても「てにをは」といった助詞や、「!」「?」といった感嘆符などを挟むことになるため、キッチキチに左端へ詰め込むことは難しい場合が多いです。
それらの条件を踏まえた上で考え出した記事タイトル・・・その一例が、上記のようなタイトルだったということなんですね。
ところで・・・
今回の例題に挙げたいわゆる事件ネタというのは、瞬間的なアクセスに期待できる反面、面倒な側面も併せ持っています。
それが人権問題です。
犯罪者とは言え後々(出所後など)に社会復帰を目指すことになるでしょうし、その家族にも心的な負担を掛けているものです。
そうした場合、事件の当事者本人や代理人、またはその家族から、記事の削除依頼が送られてくることが多々あります。うっかり見落としていたりすると、知らないうちに法的な問題に発展してしまう可能性もあり、とても厄介です。
なので、防衛措置として、ある程度アクセス数が上がらなくなった時点で、進んで記事を削除していまうのが無難だと思います。
例題2
下記の元ネタを読んで、キーワードを抽出し、記事タイトルを考えてみましょう♪
気になってTwitterで検索してみると、
「甲斐くん体調悪そう!」
「甲斐くん、病気なんじゃない?」
など、多くの視聴者が心配するコメントを寄せていました。
連想ワード(狙い) :体調 病気(病名)
サブキーワード :ミュージックデイ 顔色
<キーワードの考え方>
メインキーワード(タイトルの主語)が『舘倉見甲斐』であることはお分かりになると思います。
連想ワード(狙うべきキーワード)は、一人の視聴者として想像した場合、『体調 病名や病気』であろうことは、世間のツイート内容から見ても間違いないでしょう。
そして、どこで起きた出来事について書いた記事なのかを明らかにするために、『ミュージックデイ』という番組名をサブキーワードに選びました。
『顔色』というキーワードについては、番組を観ていた人が「顔色が妙に悪い」という印象をそのまま使って、『舘倉見甲斐 ミュージックデイ 顔色』と検索する可能性もある、という予想からです。
<記事タイトルの考え方>
そしてこれらのキーワードを、
① メインキーワード(主語)
② 連想ワード(狙うべきキーワード)
③ サブキーワード
という優先順位で左端から盛り込み、かつ、意味の通る一文に仕上げます。
記事タイトルの有効な文字数は30文字前後で、もしこれより長くなったとしても、検索結果に表示させたい部分だけは30文字以内に収めるように工夫しましょう。
リアルタイムのテレビネタにはアクセスの瞬発力があります。自分の中の「おや?」という “引っかかり” に敏感になることで、チャンスを逃さずにネタを発見することができるようになります。
たとえ、ジャニーズ系やAKB系といったビッグキーワードにまつわるネタであっても、リアルタイムのアクシデントをネタにする場合なら、強いライバルを意識する必要もありません。むしろビッグチャンスになりますから、見つけたら速攻で書きましょう。
また、Twitterは世間の反応を確認するのに最適なツールですので、リアルタイムでテレビ番組からネタを拾う場合には、必ず同時進行でツイートをチェックしましょう。
例題3
下記の元ネタを読んで、キーワードを抽出し、記事タイトルを考えてみましょう♪
番組ホームページには、
「現役女子高生が奇蹟の歌唱力で女王を追い詰める!」
と書かれています。
気になってTwitter上を調べてみると、宇田賀美味(うたが みみ)という女子高生のアカウントに、同番組への出演をほのめかすツイートが見つかりました。
その後の情報から、番組ホームページに書かれた現役女子高生は、この女の子に間違いないとの確信に至りました。
連想ワード(狙い):wiki プロフィール 高校 経歴
サブキーワード :カラオケ王座決定戦!
<キーワードの考え方>
まだ放送される前のテレビ番組を狙うパターンです。
『女王を追い詰める女子高生 誰』をメインキーワード&狙いのキーワードとして、『カラオケ王座決定戦』をサブキーワードに添え、
『女王を追い詰める女子高生は誰?カラオケ王座決定戦で奇蹟の歌声!』
といったタイトルで記事を書く・・・というのも考えられなくはありません。
しかし、これではアクセスの寿命は放送されるまでの期間だけです。しかも今回は、ツイッター検索によって『宇田賀美味』という本人を特定することが出来ています。
となれば、メインキーワード(タイトルの主語)は『宇田賀美味』の一択でしょう。
では、連想ワード(狙うべきキーワード)は? と言うと・・・
『宇田賀美味』は今回の番組の放送を機に、アクセスが集まる条件となる
“ついさっきまで無名だったのに急に話題になった人物”
という存在になる可能性が高い人物です。つまり、現時点ではまだ無名です。
したがってネット上には詳しいプロフィールもwikiも今のところありません。
ならば、ここは王道のキーワードを狙って、今回きりのアクセスだけでなく、安定ネタ的な今後のアクセスをも目指すのが得策でしょう。
<記事タイトルの考え方>
そこで、『wiki プロフィール 高校 経歴』といった常套句とも言えるキーワードで狙い、プロフィール記事としての色合いを含ませるタイトルを付けました。
なので、このキーワードの使用を検討する際には注意が必要です。
『カラオケ王座決定戦』は『宇田賀美味』を補足するためのサブキーワードとしての役割です。
もっとも、『カラオケ王座決定戦』を使わずに、『wiki 経歴 家族 彼氏』といった常套句的なキーワードを多めに盛り込み、プロフィール記事としての色合いを強めても良いでしょう。
ただしその場合には、キーワードの詰め込み過ぎに要注意です。記事タイトルは意味の通る一文として、不自然にならないように組み立てることを心掛けましょう。
今回の例題は、『未来ネタ』を書く際の王道的な流れです。一定数のライバルがいると思われますが、チャレンジする価値はあります。記事のボリューム(文字数や情報量)によっては、上位に入る可能性もあるでしょう。
また、このケースのようにネット上に情報が少ない人物について調べるには、やはりTwitter検索が力を発揮します。
もしも本人のアカウントを見つけられればラッキーですね。
例題4
下記の元ネタを読んで、キーワードを抽出し、記事タイトルを考えてみましょう♪
都知事就任後初となる都議会を前に、鋭気を養っておこうという考えか・・・。
「わたしの力の源はお肉なのよ」
と言って笑みを浮かべた大池氏は、瞬く間に300グラムのサーロインステーキをたいらげ、報道陣を驚かせた。
この様子は画像とともに自身のツイッターでも公開され、多くの反響を呼んでいる。
連想ワード(狙い) :ステーキ店 場所 どこ 店名
サブキーワード :池袋
<キーワードの考え方>
この元ネタの中で明にされておらず、読んだ人が知りたいと思うであろう“謎” と言えば・・・
これはもう、“ステーキ店の場所はどこ、店名は?” で間違いないでしょう。
大池桜子が訪れたから話題になったわけですから、メインキーワード(記事タイトルの主語)は、『大池桜子』あるいは『大池桜子都知事』ですね。
そして連想ワード(狙うべきキーワード)は、先述のとおり、『ステーキ店 場所 どこ 店名』ということになるでしょう。
<記事タイトルの考え方>
サブキーワードの候補として挙げた『池袋』については、今回のケースでは特に入れなくてもニーズには応えられそうなので、無理に使う必要はないと考えました。
なので、『大池桜子都知事』を主語にして、連想ワード(狙うべきキーワード)である『ステーキ店 場所 どこ 店名』を、意味の通る一文となる範囲で、可能な限り左端に寄せて表記した結果、上記のようになったわけです。
今回の例題は、多くの人が「へぇ~」と思うだけでスルーしてしまいそうなニュースですが、ならばこそ絶対に記事にするべきでしょう。
意外にライバルが少ないことも予想されるし、爆発の匂いがプンプンしますからね♪
例題5
下記の元ネタを読んで、キーワードを抽出し、記事タイトルを考えてみましょう♪
ロケでは、行きつけのケーキ屋で好物の洋梨タルトを購入する姿が映し出されていました。
店内にはズーンのサインが飾られており、オーナーの年配男性とも親しげにトークを繰り広げていました。
連想ワード(狙い) :(行きつけの)ケーキ屋 場所 どこ 店名
サブキーワード :王子様のディナー
<キーワードの考え方>
考え方は、【例題4】の大池桜子都知事のケースと同じですね。
連想ワード(狙うべきキーワード)は、世間の人が知りたいと思うであろう『(行きつけの)ケーキ屋 場所 どこ 店名』が連想できれば、まずまず問題ないでしょう。
そしてメインキーワード(記事タイトルの主語)は、人気者のズーン・イイオカが訪れたから話題になるわけで、やはり『ズーン・イイオカ』となります。
『ズーン・イイオカ』の表記は、ほかに盛り込みたいキーワードが30文字以内に入り切らない場合などに『ズーンイイオカ』としてもOKでしょう。
また、今回はサブキーワードの『王子様のディナー』にも大切な役割があります。
「王子様のディナーでズーン・イイオカが行ったケーキ屋が気になる」として検索する人も一定数いるからです。
そんな人は、『ズーン・イイオカ 王子様のディナー ケーキ屋』などと検索してくる可能性が高いはずです。
例題6
下記の元ネタを読んで、キーワードを抽出し、記事タイトルを考えてみましょう♪
橋田は半年前から「受験勉強に専念する」として、芸能界の仕事を減らしていた。
関係者への取材によれば、橋田はほかにも複数の中学入試に合格しており、いずれも偏差値70を上回る「超」のつくほど難関とされる女子校だ。
どの学校へ進学するのかは未定で、家族を含め、周囲と相談していると言う。
連想ワード(狙い) :(合格した)有名私立中学 どこ
サブキーワード :合格 偏差値70 女子校
<キーワードの考え方>
ここまで来ると、連想ワード(狙うべきキーワード)を抽出する方法が理解できてきたと思います。
この例題でも、元ネタでは明らかになっていない、読者が知りたいと思うであろう “謎” に気づければ良いのです。
そのコツは、『他者目線』(世間の人、ユーザーの目線、気持ち)になって元ネタを読むことでしたね?
そして、他者目線になるためのコツは、ブロガーとしてネタを探す姿勢ではなく、一人の読者として素直に平坦な気持ちで元ネタを読むことだとお伝えしました。
今回の例題では、橋田花菜が合格した有名私立中学がどこなのか明らかになっていませんから、自然と連想ワード(狙うべきキーワード)は、『(合格した)有名私立中学 どこ』となります。
<記事タイトルの考え方>
記事タイトルには、メインキーワード(主語)となる『橋田花菜』に続いて、連想ワード(狙うべきキーワード)の『(合格した)有名私立中学 どこ』を自然な一文となるように、できるだけ左端に寄せて表示します。
そして、これを更に補強する(検索ズレを補う)ためのサブキーワードとして、『偏差値70 女子校』を後半に盛り込んでみた・・・というわけです。
この例題のパターンもかなりセオリーどおりなので、多くのライバルが狙ってくる可能性が高いネタです。
でも、タイミングよく新鮮なうちに、スピード重視の攻めで書くことができたなら、たとえ成長過程のブログであっても上位表示を狙うことができるでしょう。
例題7
下記の元ネタを読んで、キーワードを抽出し、記事タイトルを考えてみましょう♪
記事によれば、相手女性はダンゴより15歳年下の20代で、女優の新垣結衣に似たスレンダー美女だと言う。
この女性は都内のクラブで専属ダンサーとして活躍しており、この店には芸能人も多く訪れることで知られている。
ダンゴは半年ほど前に芸人仲間と訪れ、その後も1人で入店する姿がたびたび目撃されていた。
ダンゴは一昨年の1月に一般女性と入籍し、昨年夏には長男が誕生している。
連想ワード(狙い) :浮気相手 誰 (都内の)クラブ どこ 場所
サブキーワード :20代女性 ダンサー
<キーワード&記事タイトルの考え方>
この例題の難しいところは、元ネタの中に情報が多いことでしょう。
浮気、20代女性ダンサー、新垣結衣似、スレンダー美女、都内のクラブ…
ただ、ここで目移りしていたらキーワード抽出に迷うばかりです。やはり考え方は、これまでの例題と同じことです。
この元ネタを読んだユーザーが知りたいと思うのは何か? を、一人の読者になったつもりで連想してみるだけです。
今回は、『千鳥足ダンゴ』を主語に、その浮気相手である20代女性ダンサーが誰で、彼が通う都内のクラブはどこなのか? という2点狙いで行ってみることにしました。
もちろん、いずれか1点に絞って狙い、2つの記事に書き分けても良いでしょう。
例えば・・・
『千鳥足ダンゴの浮気相手20代女性ダンサーは誰?顔画像や名前は?』
『ダンゴ(千鳥足)が通う都内クラブの場所や店名は?ダンサーと浮気』
みたいな感じでしょうか。
また、『浮気』というキーワードを、一時期から頻繁に聞くようになった『不倫』というワードに、あえて置き換えて使うというアイデアもありますね。
『浮気』という直球勝負のライバルが目立つ場合には、このようなキーワードの「ズラし」が功を奏する可能性もあります。
ただし、同じ「ズラし」でも、この例題のパターンで陥りがちなのが、狙いのキーワードを選び出す際に妙なズラし方をしてしまうことです。
例えば、“ダンゴは一昨年の1月に一般女性と入籍し、昨年夏には長男が誕生している” という部分に食いついて、本線からハズれた話題をネタに記事を書いてしまったり・・・。
いや、ライバルが少ない、弱いという状況であれば、書いて悪いことはないんですが、今はNOWネタで大きなアクセスを狙うのが最優先の時期です。
元ネタにあるとおり、これは一昨年の1月の話だし、今書いても大きなアクセスは来ないだろうし、今回狙うべきところではありませんよね?
目の前の元ネタから、今狙うべきポイントは何なのか、冷静に判断できるように意識して下さい。
例題8
下記の元ネタを読んで、キーワードを抽出し、記事タイトルを考えてみましょう♪
昨日の放送でレギュラーメンバーの蓬葉敏朗(よもぎば としろう)が最下位となり、クビが宣告された。
テレビ局の担当者によれば、すでに新メンバーは決定していると言う。
収録はこれからで、来週の特番を挟んで再来週の放送から新メンバーが出演することになる
ネット上では早くも「誰なのか?」と話題に・・・。
連想ワード(狙い) :Twitterや掲示板から新メンバーの情報を収集
サブキーワード :誰 蓬葉敏朗クビ
<キーワード&記事タイトルの考え方>
今回のネタから抽出される連想キーワードは、言うまでもなく『ごちバトル 新メンバー 誰』ですよね。
でも、おそらくライバルの誰もが同じキーワードで狙って来ると予想されます。
そこで、差別化を図るために、ネット上の噂や情報を利用しない手はありません。
ちょっとひと手間かけて、Twitter検索や、ネット掲示板(2チャンネルなど)から、世間の噂や情報を拾い集めてみましょう。
それらの中から有力と思われる情報(今回の場合は名前)を選び出し、狙いのキーワードに加えて記事タイトルを考えてみるわけですね。
今回の例題ように、元ネタから抽出できるキーワードがあまりにも限定されている場合などには、ネタにまつわる情報をネット上から集めるのもキーワード選定に効果的です。
例題9
下記の元ネタを読んで、キーワードを抽出し、記事タイトルを考えてみましょう♪
「好き、嫌い・・・大好き」
という、とても印象的な声を持つ女性のセリフが妙に耳に残る、全編にアニメーションを使ったCMです。
きっと気になった人が多いだろうと思いネット検索をしてみると、やっぱり・・・。
どうやら昨日から放送がスタートしたCMのようです。
しかも、例のセリフは、DAMAKOという名の歌手の「ダイスキ」という曲の一部だと判明しました。
ツイッター上では、
「このCMの女性の声、なんか好き♪」
「DAMAKOって誰だよ?」
「このダイスキって曲、全部聴いてみたい!」
といったコメントが目立ちます。
連想ワード(狙い) :女性の声 誰
サブキーワード :DAMAKO ダイスキ
<キーワードの考え方>
これ、けっこう難しいお題かもしれませんね。
メインキーワード(主語)や狙いのキーワードになり得るワードが多く、判断を迷わせます。自分で書いておきながら、僕も悩んじゃいました(笑)。
このように、キーワードを何にするか悩んでしまうネタの場合には、どんな人たちをターゲットにするのかを考えます。今回のケースでは、例えば、『テレビでCMを観た人』なのか、『ネット上でDAMAKOを知った人』なのか・・・
そこで、CMが公開されて間もないこと、DAMAKOという歌手がマイナーであること、などから、テレビでCMを観て気になった人をターゲットに選びました。
なので、「AKI東京 新CM」をメインキーワードにしてみます。
このCMを観た多くの人が気になるのは、おそらく、「印象的なあの声の主が誰なのか・・・?」だと連想して『女性の声 誰』を狙いのキーワードとして続けてみました。
『DAMAKO』と『ダイスキ』というサブキーワードは、ネット検索で嗅ぎつけた人をも引き付けようという、ちょっと欲張りな判断からですね。
『新CM』としたのは、『AKI東京』がちょくちょく新しいCMを公開していることから、このように検索する人が多いと予想できるからです。
<記事タイトルの考え方>
あとは、
メインキーワード+連想キーワード(狙いのキーワード)+サブキーワード
という順番に、意味の通る一文にしつつ、検索結果に表示させたいキーワードが30文字以内に収まるように、工夫しながらタイトルを付けることになります。
例題 番外編
最後はちょっと趣向を変えて、僕が所属するコミュニティの仲間がコンサル生の方から質問された話をご紹介します。
キーワードを抽出するときの『視点』『思考』の参考になる興味深い内容ですので、ぜひチェックしてみて下さい。
まるでアクセスが来なかったので、このネタを記事にする場合のキーワードの考え方や、タイトルの付け方についてアドバイスが欲しい。
どうでしょう・・・?
そもそもこれ、爆発的なアクセスを期待できるようなネタではありません。興味を持って食いついてくる人が、世間にどれくらいいるか微妙ですから。
なので、「あえて書くとすれば、どんなキーワードで狙うべきか?」という話としてお考え下さい。
<キーワードの考え方>
この記事を読んだネットユーザーが、何を思うか? を想像してみます。
「ああ、前のキャラクターは見覚えあるわ」
「へぇ、前のキャラクターって2代目だったんだ」
「前のキャラクターって、ベイちゃんって名前だったんだ」
「新キャラのホシオくん、なんか微妙・・・」
「こんなものの一般公募に4万7500通も応募があったとは・・・」
「2代目のベイちゃんとやらの方が良かったな」
「ってか、なんでキャラクターを変更することになったの?」
etc…
さて、ここでこのネタならではの問題に向き合わなければなりません。
需要が見込まれるネタであったなら、上記のように読者目線に立って想像することで狙うべきキーワードを連想すれば先へ進めます。
ところがこのネタは、先述したように、興味を持って食いついてくる人が、世間にどれくらいいるか(需要がどれくらいあるか)微妙なネタです。
つまり、このニュース自体がどれくらい世間に浸透するのかも微妙だと言わざるを得ません。
というわけで、このネタを記事にしてアクセスを集めるためには、検索需要がありそうなターゲットはどんな人なのか?ということを別途考えてみる必要性が生じます。
さて、ターゲットとなり得る人って、どんな人だと思いますか?
考えられるターゲットは、実際にお店で商品を目にして「あ、キャラ変わってる!」と気付いた人です。
このニュース自体がどれくらい世間に浸透するのかも微妙という中、あえて記事にするとすれば、期待できるターゲット層はこれでしょう。
では、タイトルに盛り込むキーワードはどう考えるべきか・・・?
そうです。あらためて、店頭で商品を目にし「あ、キャラ変わってる!」と気付いた人が、どんな疑問を持つかを連想することになるわけです。
これこそが、『他者目線』という思考方法なわけですね。
では、キーワードを抽出して、タイトルを考えてみましょう。
連想ワード(狙い) :名前 変更の理由
サブキーワード :前キャラ 引退
キャラクターの名前『ベイちゃん』、『ホシオくん』は、元ネタの中で明かされていますが、先述したように浸透していない可能性が高いので、これをキーワードにしてもアクセスは集まりにくいでしょう。
ターゲットはあくまでも店頭で新キャラに気付いた人であって、その人はキャラの名前を知らないはずですからね。
そこで、そんな人が検索するとすれば、検索窓に何と打ち込むだろうか? と考えるわけです。そして導き出されたのが、上記のようなキーワードだったのです。
どうでしょうか?
NOWネタを狙う場合のセオリーは、元ネタの中に隠された謎(需要)を探ることでした。
ところが今回のケースでは、元ネタ自体に需要が多いとは思えないので、視点を変えてターゲットを絞り込むのが得策だったわけです。
元ネタの中に需要を求めず、「キャラが変更された」という事実だけを持ち出して、ターゲット層、キーワードと、独自に連想したんですね。
これによって、もしかしたら、そこそこの安定ネタとして長期間のアクセスを集められる可能性が出てきました。
というわけで、時にはこんな視点、工夫もアリですよ♪ という事例でした。でも、ぶっちゃけ、僕ならこんなネタに悩むよりも、もっと別の美味しいネタを探しに行く方が、よっぽど効率が良いと思いますが・・・(苦笑)。
ではでは、以上メンバー限定の『練習問題&解答集』でした。
少しでもお役に立てれば幸いであります。
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